雅楽-gagaku-あれこれ

雅楽演奏家による 雅楽情報満載のブログです

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物事の「コツ」をつかむには、それなりの稽古量と経験が必要です。コツは一般に「骨」という漢字を書いて、勘所や要領という意味合いをあらわす言葉として用いられています。「骨」は体の中心にあり、体を支える役割を持つことから、人間の本質をあらわし、そこから転じて物

今回の高麗楽公演では、韓国の演奏者と競演しました。演奏の内容はまた詳しくご報告することにして、今日は楽器のなかでも特に私たちの関心を集めた韓国笙をご紹介します。現在日本雅楽で使用する笙とはだいぶ様子が違い、かなりボリュームがあります。また吹口の部分も、「
『韓国の笙』の画像

雅楽は残念ながらまだまだ一般に広く認知されて芸術とはいい難いのが現状です。(私たち演奏家ががんばらないといけませんね)そして雅楽が誰でも学ぶことができる芸術であることもなかなか知られていません。「雅楽を学べるところがあるなんて知りませんでした」そういう声
『【芸術の秋 雅楽始めませんか!】 雅楽を始めるには』の画像

各方面ではすでに話題になっているのが、『象牙の笙』です。昨日の笙の話題について調べているとでてきました。非常に美しい形、色をしています。しかしこれが作られたのは平成になってから。笙はもともと竹で作られるのが通常です。正倉院に伝わる象牙の龍笛から発想を得て
『象牙の笙』の画像

笙には17本の竹があり、そのうちの15本に簧(した・リード)が取り付けてあります。ちょっとリードの部分が見えにくいですが。。。またそれぞれの竹に名前がついており「千・十・下・乙・工・美・一・八・也・言・七・行・上・凢・乞・毛・比」読みは「せん・じゅう・げ・お
『笙の竹』の画像

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