昨日、京都３大祭のひとつ「葵祭」が開催されましたね。
ニュースなどでも報じられていたので、その様子をご覧になったかたも多いでしょう。
（↑Ｙａｈｏｏの写真ニュース欄より拝借しました）
賀茂御祖神社（下鴨神社）と賀茂別雷神社（上賀茂神社）の例祭で、5月15日に行われ、古くは賀茂祭、または北の祭りとも称し、平安中期の貴族の間では、単に「祭り」と言えば葵祭のことをさすほど有名でありました。
お祭りの中にはさまざまな儀式がありますが、中でもやはり一番の注目を集めるのが路頭の儀、行列です。
「源氏物語」では六条の御息所の車と葵の上の車とがこのお祭りの見物をめぐって小競り合いとなるといった場面が描かれていますよね。
それくらい、当時の貴族たちの間ではこの祭りの行列を見物することが楽しみでもありました。
行列は勅使を中心とした「本列」と斎王（現在では斎王代）の「斎王代列」との２つがあり、そのコースの全長は約８キロにも及びます。
さて、そんな行列の中にはどこかで見たことのあるこんな光景が、
蛮絵装束を纏った舞人です。
陪従（ばいじゅう・べいじゅう）
荷太鼓（にないだいこ）ですね。
斎王代行列には、斎院の物品・会計を司る蔵人所の雅楽を演奏する文官が楽器をそれぞれ持って参加します。
過去のものですが、陪従を務める楽人さんの記事もありましたよ。
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/special/omoshiro/hito11_02.php
また、路頭の儀に先だって行われる
下鴨神社の「御蔭祭（みかげまつり）」では新緑の糺の森で、「東游（あずまあそび）」が披露されます。
観覧は自由のようです。
来年以降、実際に見に行かれる方はこうした様子に注目しながらご覧になると面白いのではないでしょうか。
雅楽がお祭りの行列のなかで見られる「遺産」や「珍しいもの」として喜ばれるのではなく、日本人にとってより見慣れた身近な存在になってくれるといいですよね。
ニュースなどでも報じられていたので、その様子をご覧になったかたも多いでしょう。
（↑Ｙａｈｏｏの写真ニュース欄より拝借しました）
賀茂御祖神社（下鴨神社）と賀茂別雷神社（上賀茂神社）の例祭で、5月15日に行われ、古くは賀茂祭、または北の祭りとも称し、平安中期の貴族の間では、単に「祭り」と言えば葵祭のことをさすほど有名でありました。
お祭りの中にはさまざまな儀式がありますが、中でもやはり一番の注目を集めるのが路頭の儀、行列です。
「源氏物語」では六条の御息所の車と葵の上の車とがこのお祭りの見物をめぐって小競り合いとなるといった場面が描かれていますよね。
それくらい、当時の貴族たちの間ではこの祭りの行列を見物することが楽しみでもありました。
行列は勅使を中心とした「本列」と斎王（現在では斎王代）の「斎王代列」との２つがあり、そのコースの全長は約８キロにも及びます。
さて、そんな行列の中にはどこかで見たことのあるこんな光景が、
蛮絵装束を纏った舞人です。
陪従（ばいじゅう・べいじゅう）
荷太鼓（にないだいこ）ですね。
斎王代行列には、斎院の物品・会計を司る蔵人所の雅楽を演奏する文官が楽器をそれぞれ持って参加します。
過去のものですが、陪従を務める楽人さんの記事もありましたよ。
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/special/omoshiro/hito11_02.php
また、路頭の儀に先だって行われる
下鴨神社の「御蔭祭（みかげまつり）」では新緑の糺の森で、「東游（あずまあそび）」が披露されます。
観覧は自由のようです。来年以降、実際に見に行かれる方はこうした様子に注目しながらご覧になると面白いのではないでしょうか。
雅楽がお祭りの行列のなかで見られる「遺産」や「珍しいもの」として喜ばれるのではなく、日本人にとってより見慣れた身近な存在になってくれるといいですよね。
